社会を描くデザインを学べる、新しいカレッジ。

FOR DESIGNER[特集] 現役のデザイナーの方へ

そのデザイン力を次のフィールドへ!

ネット印刷とCanva

静岡県浜松市にある当サイトを運営するエムデザインでは、9割がクライアントさんと直接取引で1割が下請け、そして事業内容の9割がホームページ関連、1割は紙物などのデザインをしている2025年で20周年を迎えた地方のWEB制作デザイン会社です。

20年前は紙物のデザインと言えば名刺やショップカードやチラシもご依頼多くありましたが、最近ではめっきり減りまして、ご依頼あっても「印刷は事務スタッフがネット印刷のグラフィック(・プリントパック・ラクスル)で印刷するのでデータ納品でお願いしたいです」ということで、クライアントさん側で印刷発注完了してしまうことで、デザイン会社として利益が得られる仕事も減ってきました。

また、わたしたち浜松の地方の都市ではありますが、巷のチラシをみるとCanvaで作成したと思われるデザインが多く見られます。

デザイナーの私もNPOの定期チラシを、そのNPO内のデザイナーではないスタッフと2人でCanvaでつくっていましたが、2人で同時に紙面を編集できたり、スマホで今撮影した写真をそのまま素材で使ったりと、IllustratorやPhotoshopより優れている面もありました。デザインの質は、プロのデザイナーさんには劣りますが、チラシの効果の面では一長一短で、依頼コストが下がった分を印刷枚数や配布回数を増やせばプロのデザイナーさんへ依頼するフローより効果が出ますし、手作り感でお金かけていないというナチュラルな面も表現できて、デザイン面でもプロが作成するデザインより逆に効果が高いこともあるのかなと思われます。

AI

さらに最近では、AIでデザインを生成してしまうというサービスも登場してきました。比較的堅いデザインの仕事として行政関連の仕事もありましたが、「指示されたことをデザインする」は、短納期で丁寧に対応もしてくれるAIに勝てそうにありません。

参考:行政向けグラフィック作成サービス「POTETO Design」さん

ちなみに、DSNカレッジのロゴデザインは、デザイナーの私ではなく、DSNカレッジ校長のコーダーの松浦さんが1分程でAIで生成して作ってくれました(笑

はじめから“デザイン思考”を備えているデザイナー

最近、経営や企画にデザインの考え方を取り入れてアイデアを生み出すという「デザイン思考」が注目されています。

ですが、デザイナーさんはこれまでも日々「ゼロからイチを生み出す」デザインの仕事に取り組んできました。であれば、デザイナーさん自身が経営の視点を持ち、企画にも積極的に関わることで、これからますます求められる“デザイン思考”が必要なフィールドで、はじめから“デザイン思考”を備えているデザイナーのその強みが活躍できるのではと思います。

“経営視点”とその先の“社会貢献視点”を学べるDSNカレッジ

今まで、営業の方やクライアントさんから指示があり、それを見やすくデザインするという流れで仕事をしてきましたので、「経営視点といっても何をどう勉強すればいいかわからない…」となってしまうのではと思います。

では、そもそも経営者の方や企画営業の方は何を考えどのような課題を抱えているのでしょう?

その会社の利益増や集客増など目先の目標はありますが、さらにその先の広い視点でみると、その会社が社会にどう貢献できているかで、ユーザーがそのサービスを利用するかを決める時代になりました。ということは、経営者の方や企画営業の方は自社のサービスを社会貢献視点で考えなければ今後は選ばれなくなってくるという課題を抱えています。

DSNカレッジでは、制作スキル自体の向上と共に、エムデザインで正社員や副業で働きながら、実際の仕事を通じていろいろな業種や規模のクライアントさんと直接話し、課題を聞き、一緒に課題を解決するということを積み重ねることで、書籍などでは学べない実践的に「経営視点」「SDGs社会貢献視点」を学ぶことができます。

デザイナーがWEB制作も

経営視点やSDGs社会貢献視点を考えるようになると、紙物のデザインしかできない自身のスキルがもどかしく感じてくるのではと思います。

簡単なデザインやライティングはAIに代わりますが、複数メディアへの広告デザインでは、導線や広告費用バランスが必要になるため人が考えます。そしてその際に「自分は紙物のデザインしかできない…」スキルですと他の誰かに丸々お任せしなければいけませんが、伝えたい内容が伝わらなかったり…。そこで、デザイナーがWEB制作コーディングまでのスキルが身についているととても制作効率がよく、広告精度も高まります。

専門的なプログラミングなどは他の方にお任せすればよいですが、「ここからはあなたの仕事です。」と何も知識なく「丸投げ」が全体のバランスを崩し、広告精度を落とす原因になります。

DSNカレッジでは、デザイナーさんがWEBコーダーをゼロから学べるカリキュラムを備えています。また、エムデザインでスタッフとして働く中で利用できる「エムデザイン リスキリング・スキルアップ制度」によりDSNカレッジ受講費用が補助されますので金銭的な負担はなくスキルを習得することができます。

チャレンジって楽しい、を一緒に。

エムデザインでは、エムデザイン理念として「チャレンジって楽しい、を一緒に。」を掲げています。

時代が変化して求めるニーズも大きく変わりました。そして変化は今後もし続けるでしょう。

デザイナーさんに求められるものも上記のように「視点」「スキル」と変わっていきます。全部を備えるスーパーマンになならなければいけないというわけではありません。その時代時代が求める新しいニーズにも楽しんで一緒にチャレンジできる方をエムデザインでは求めています。

今はできなくても、「やってみたい!」の方は、DSNカレッジ受講お申し込みや、エムデザイン採用情報のエントリーよりお待ちしております。

エムデザイン デザイナー&代表 太田 裕之